ビジネスパーソンの教養 Vol.014:あなたの頭の柔らかさをテスト
突然ですが、クイズです
今日は運動会です
タカシ君は赤組のアンカーです
無事にバトンを受け取り
トップでゴールすることができました
しかし
最初にゴールテープを切ったのは
タカシ君ではありません
なぜでしょう?
答えは
ムカデ競争の最後尾だからです
運動会、アンカーという言葉で
僕たちは一般的なリレーだと
思い込んでしまいます
そして
その思い込みが発想の足かせになり
なかなか答えに辿り着けません
つまり
思い込みが発想の邪魔をする訳です
ではもう1問
思い込みに注意して考えてみてください
部屋にはベッドがあります
照明のスイッチとベッドは3メートル離れています
スイッチをオフにして部屋が暗くなる前に
ベッドに辿り着く方法を考えてください
さぁ、思い込みや先入観はありませんか?
それではヒントです
みなさんが頭の中で
思い描いている映像の時間帯はいつですか?
それでは答えです
昼間に行えば窓から差し込む光のおかげで
部屋が暗くなる前にベッドに辿り着けます
この問題も
ベッド、照明、明かりという言葉で
就寝前のような前提を設定してしまい
発想の幅を狭めてしまいます
この先入観や固定観念、実は悪いものではありません
少ない情報でその周辺情報を補うからこそ
私たちは色んなことを察知したり
一を聞いて十を知ることができます
人とのコミュニケーションも
ある程度の言葉を省略しても
成立するのは、この能力のおかげです
普段、使い慣れているからこそ
柔軟な思考が求められるときに
邪魔をしてしまうということを覚えておいてください