ビジネスパーソンの教養 Vol.006:自販機の売上をどう上げる?

デザインで課題を解決するアメリカのとある企業が

駅の改札の近く(駅の外側)にある自販機の

売上を上げて欲しいと依頼を受けます。

みなさんなら、どんな方法を試しますか?

・値段を安くする

・目立つデザインにする

・よく当たる自販機にする


色んな答えがあると思いますが
それらはどんな情報や知識をもとにしていますか?


アメリカのデザイン会社が取った策は
自販機の上に大きな時計を付けることでした


なぜ、時計を付けるだけで
売上げが上がったのでしょうか


その答えを導いたものは、「観察」です。


駅の改札を出入りする人々を
何千人も何百時間も観察しました

その結果、ある事に気づきます
改札を通ってホームに向かう人たちの中に
腕時計などで時間を確認する人々がそれなりにいた訳です

自分が乗る予定の電車の出発時間までの
残り時間を確認していたのです


ということで
自販機の上に大きな時計を付けました

改札付近で時刻を気にしていた人たちは
その時計を見て、まだ時間に
余裕があることが分かると
そのまま自販機に近づき
コーヒーや水を買う訳です


ここで注目すべきは
その発想ではなく、情報の種類です

改札付近で時間を気にする人が多い
という情報はネットに書いてあったことでもなく
本に書いてあったことでもなく
人から聞いたことでもありません


現場で観察し、自らが掴んだ直接的な情報です

つまり、一次情報です。

ネットや本の情報は
誰かしらの思惑や編集が加わった二次情報です

情報が溢れかえる世の中だからこそ
商品やサービスでオリジナリティを発揮するには
観察や経験など直接掴んだ自分だけの情報が
武器になるという事です


みなさんも

お客さんやターゲットとなる人たちが

どのような行動をしているのか

たくさん観察してみてください

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