ビジネスパーソンの教養 Vol.001:頭痛と思いやりの関係
どんな感じで頭が痛いかを説明できる人は
他人への思いやりがある可能性が高いかもしれません
みなさんも頭痛に悩まされた事があると思いますが
その痛さは時々によって様々ではないでしょうか。
例えば
頭の左側がズキズキ痛い
全体がジンジンする
脈打つように痛い
ずっしり重たい感じがするなど
このように体内の動きを捉える感覚を
内受容感覚といい、この感覚が強い人は
他人への共感性も高くなることが
研究で知られてきました
※東京大学大学院や京都大学大学院など
複数の研究グループが行っています
みなさんも簡単に
チェックする方法があります
それは自分の心拍数を感覚で
測ることです
やってみてください
1分間にどれくらい脈打っていますか?
その後、手首などを実際に触って
脈を測って比べてみましょう
体内の動きを感じる力が高い人は
無意識にそして反射的に
他人の表情が自分に移る傾向にあります
これを表情模倣と言います
楽しそうな子どもの笑顔を見たら
知らず知らずのうちに自分も
笑顔になっていたことはありませんか
表情をマネすると言うことは
自分の体を使って相手の感情を
シミュレーションすることです
結果、相手の感情を
正確に理解することが出来る訳です
逆に体内の感覚が鈍い人は
自分の感情にも鈍いことも分かっています
例えば
・自分が何を感じているのか言葉で表せない
・感情に気づくまでに少し時間がかかる
・喜怒哀楽が薄い(または強い)
などです
他者を思いやるためにはまず
自分の体を丁寧に感じることが大切な訳です
みなさんも今一度ゆっくり
体の内側に耳を傾けてみてください